日本人初!カンヌ国際賞受賞!学生インタビュー:二瓶太一×下健児

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日本人初!FutureLions賞受賞!

スペシャル版緊急インタビュー!

今回のインタビューは、カンヌ国際にて日本人初!Future Lion賞を獲得した慶應義塾大学3年、二瓶太一くん(愛称:にっぺ)と慶応義塾大学4年、下健児くん(愛称:しもけん)のスペシャル版です!

Future Lions2013とは国際的なクリエイティブエージェンシーAKQA主催の毎年カンヌで開催される、世界中の学生を対象とした広告のアイディアを競うコンペであり、1,500以上のチームが5つの入賞枠を競うという世界規模のコンテスト。今回5人のチームで作品を作ったそうです。

二瓶:もともと電通のインターンつながりの2人が発起人でした。

カンヌっていう舞台は想像もつかなかったけれど、アイデアで世界の壁を超えられたら面白いなって思って。世界のコンテストだから英語が出来ないといけなくて、日本語で高度なニュアンスで進めてもそのまま翻訳しただけでは絶対面白くならないと思った。

下:俺は英語が話せるから声かけてくれたんだけど、その時は出来上がったムービーの修正とナレーションをするくらいの気持ちでした。でもやっぱり予想をはるかに超えていて…それからどんどんコミットしていくようになりました。

全てにこだわること、考え抜くことの大切さ

awaken by Amazon – Future Lions 2013 from Tatsuki Tataraon Vimeo.

今年のテーマは【5年前には実現不可能だったブランド広告アイディアを展開せよ】。このチームが選んだブランドはAmazonです。数々のブランドがある中でなぜAmazonを選んだのか。そしてアイディアが生まれるまでのプロセスを聞いてみました!

二瓶:5年前って言われても、実際はそこまで縛られてないってことに気づきました。何も制限がかかってないっていうのがすごい難しくて。

例えば、倒れている人がいるから救急車を呼べって言われたらすごい単純だけど、世界を救えって言われると難しい。みたいな感じで何をしていいかわからない状態で始まりました。

別の案もあったんですが、なんとなく最後までいかない気がして・・・。って中でもう一度考えてみようって時にとりあえず有名なブランドをaから調べてみようってなって。そしたらAmazonにたどり着きました。

今回の作品、実は子供に哲学書を渡しても読めないので日本の漫画の英語版を渡せばいいのでは?という意図から動画の中の本をドラゴンボールチックにしてあるそうなんです!これは初耳!隠れた工夫がしてあるんですね。

二瓶:あと動画の中で本が本棚から電子辞書に片付いていくシーンをみて、動画を作ってくれたリンダ(林田智樹くん)本当にすごい!と思いました。

カンヌではその場面で拍手が起きたんです!もっと簡単なやり方はあったかもしれないけど全部にこだわりました。言葉でアイディアを語る以上の精密さや細かさがあってそれが効いてたんだと思います。

ぶつかり合いながらもガツガツやる!

一番苦労したことは何でしょうか?

下:ただ直訳するだけじゃなく毎日修正と翻訳のし直し。あと今までの受賞作のナレーションの分析が辛かったかなあ。

実は締切が3日間延びて、そこからも日本語の語句の並べ替えを何回もしてその度翻訳しなおしてというような追い上げが一番きつかったです。でも今回英語力上がった気がするし、翻訳が速くなりました!

二瓶:しもけん以外のメンバーは前から知り合いではあるけど、常に一緒に行動したりする仲じゃなかったから、どんな反応をするとか、どんな言い方をしたら相手に伝わるかなどをそこまで把握出来ていなかったんです。

だから自分の言いたいことや、ここの意見を通さなかったらだめになるなって時に意見を通すのがすごく難しかったです。

みんな頭もいいし優秀だからぶつかり合いになる時に、そのぶつかり合いで押した方が正しいのか引いた方が正しいのかを見極めるのにすごい時間がかかりました。

その他にも2人以外のメンバーが院生であることや文系と理系の違いもあったそうです。ぶつかり合いながらもそれぞれがガツガツ言い合い、試行錯誤しながら作品を作りあげた結果、賞を獲得!本当におめでとうございます!では賞を獲得した時、誰に一番伝えたくなったのでしょうか?

二瓶:俺は辻井さんかなあ。

前回、applimで優勝した時に提出の三日前に全く別の作品を作っていて、でも納得いかなくてガラッと変えたんです。

そのあと辻井さんに見せたらいいんじゃないって言ってくれて。そういってくれたのが嬉しかったんです。

今回も発表前に気にかけてくれていたし、行けると思うよって言ってくれていたのが結構自信になっていました。

下:実は賞を獲得した連絡をもらったのは僕で、一緒にやってきた仲間っていうのもあり最初に伝えたのはにっぺでした。

いきなりイギリスから電話がきて最初はいたずらだと思ったそうです。(笑)また、他のメンバーもしもけんから聞いたとき本気で冗談だと思ったくらい唐突で驚いたと話していました。では今回作品を受賞して学んだことは何か、聞いてみました!

下:英語の必要性をすごく実感しました。

正直、今まであまり必要ないと思ってたけど、チーム内で俺以外英語を話せる人がいなかったことや、カンヌでもお偉いさんたちも英語を話せる訳じゃなかったのでやっぱり公用語は英語なんだなと感じました。

二瓶:俺は世界だからどうとかじゃないと思いました。

行けるって思った感覚って行けるんだなっていうのがあって。逆にいけないって思ったら県大会でも全国大会でも世界大会でも行けないんだなと。

作品を作る中で一番大切にしたことは何でしょうか?

二瓶:チームには居心地の良さと悪さ、両方必要だと思いました。

皆でガッてやる時と意見がぶつかっても平気で否定できるくらいの距離があるような、中途半端に居心地がいいチームとか(笑) 不安定な方がなんか面白いこと起こると思うし、このメンバーでやってよかったと思います!

さて二瓶くんと下くんは普段から仲がいいと聞いたのですが、今回お互いの印象が変わったことはあったのでしょうか?

二瓶:ん~しもけんはどんな場でも自分を抑えてうまくやっていくというイメージがあったけど、俺も声を掛けられないくらい真剣な時があったり、心から楽しい!って言ってる姿をみれたのが意外でした!

下:にっぺは実績もあるし今まで自信満々な姿を見てきたけど、やっぱり今回英語って部分で壁にぶつかってたと思います。

深夜のGARAGEはキーアイディアが生まれる場所

お2人は今回社会人と学生をつなぐ場所であるGARAGEを利用して作品を作ったと聞いたのですが、GARAGEとはどんな存在なのでしょうか?

下:俺はまだ遊びに行ってる感覚です。今はラウンジに顔を出すことが多いけどこれからはもっとコミットして行きたいと思います!

二瓶:applimの時も今回も、キーアイデアが出てくるのはいつもGARAGEの、それも深夜なんです。ここは何かが生まれる場所なんじゃないかと思っていて、運命を感じます。

俺はGARAGEの立ち上げから関わっているけど、もうあの場所は第二段階に来てるのかなって思っています。最初のころは俺と辻井さんと助田さんしかいなくて、俺がいないと学生がいないっていう日が週に3日とかだったんです。だから本当に【ガレージ】でした。

下:にっぺは初期メンバーで俺はまだお客さんな感じだけど、よく考えたら6月11日に1周年を迎えたばかりでGARAGEってこれからだと思います!

そう考えると俺は初期メンバーだなって思います。でも俺が初めて行った三か月前と今は見える景色が違うように思います。

確かに数か月前から通いはじめた私からしてもGARAGEは日に日に成長していると思うし、1週間という期間でも来る人の人数もタイプも変わっていると思います。そのことについて、2人はどう感じているのでしょうか?

下:辻井さんや助さんなどの軌道修正する人がいるから、俺らは安心して好きなことができます!

二瓶:GARAGEは変化を恐れないし、行かなきゃいけないなどの縛りもないから来てた人が突然来なくなってもそれをよしとする場所。なのでこれからもみんなが自分のペースで利用して、その中で新しいGARAGEをつくっていければ良いと思います!

勝つということを意識してみよう!

では2人は自分の未来に対してどう感じているのでしょうか?

下:早く働きたいです!今までは就職や仕事をすることに対して青春の終わりという感じがしていいイメージがなかったんです。

でもカンヌで実際広告業に携わっている人に出逢って、その人が私は高校の文化祭をずっとしているような感覚で仕事してるよと言っていて、文化祭が毎日続くように働けるなんてすごい素敵だなって思って、今は働くことが楽しみです!

二瓶:先ほどのアイディアの話と一緒で、行けると思ったら行けるって思います。大企業やベンチャーとか企業とか、そういう区切りではなく【行く】【行きたい】って思える方向を見つけることを大切にしたいです!

夏を超えたら就活の時期がやってきますね。夏が終わる前に就活生に伝えたいことを聞きました!

下:俺は偶然こういう機会があって、本当にラッキーだったなって思うけどGARAGEに行ってなければ出会えてないし、一つのきっかけで変わると思うんです。動いてないとチャンスには巡り会えない。動くことをやめない。考えることをやめないで生きていくことが大事だと思います!

二瓶:【勝つ】ということを意識した方がいいと思います。どんなやり方でもいいから勝ってみると、何が勝てて何が勝てないかがわかるようになると思うんです。

applimで優勝した時、自分でいけるって感覚があってそれを辻井さんに認められて確信して獲ることができた。だから今回も行けるんじゃないかな?っていうような自分の感覚が一つの基準になるんです。

就活も本当は負けたくない。全部受かりたい。勝つために受けない選択も有りだし、【勝つ】ということをもう一度ちゃんと考えることが大事だと思います。まあとある師匠の受け売りなんですけどね(笑)

下:勝ち癖ってあると思います。一回勝つとどうすれば勝つかがわかる。

にっぺがいったことを就活に置き換えると、倍率50倍のインターン通ったESがあるとして、それと今書いているESが全然だめだったらどこも行けないじゃないですか。

だから通ったESをまた見てみようとか勝ったものって見れる訳で。そこに持っていくのは難しいと思うけど、一回勝ったらそれが自分の中に残るから基準になるし規模関係なく勝つことって大事だと思います!

2人とも誇らしげに語ってくれました。勝つことの気持ちよさや勝ち癖という言葉は、勝った経験のある2人だから話せることですよね。

正直カンヌで日本人初の受賞と聞くと、GARAGEにインタビューをメインとして利用している私からみて、取っつきにくい2人になってしまったらどうしよう・・・という気持ちが少しあったのですが、2人はフランクなままで安心しました(笑)

にっぺ・しもけん、ありがとうございました!これからもお2人はいい意味で期待を裏切ると思うし、それがみんなの刺激になると思うし、本当に応援しています!

二瓶太一
慶應義塾大学
https://www.facebook.com/taichi.nihei

下健児
慶應義塾大学
https://www.facebook.com/shmknj

【関連記事】

Future Lions 2013
http://www.futurelions.com/

受賞作品一覧
http://www.cbc-net.com/topic/2013/06/future-lions-2013/

インタビュー(7月)
新井彩香

大妻女子大学3年・3月に一つのセミナーをきっかけに人生の転換期が訪れGARAGEに通い始める。 現在GARAGEでは主にインタビュアーをつとめる・はあちゅうさんに憧れを抱く

小林由佳
跡見学園女子大学3年・ラウンジなどに参加 新井のもとアシスタントとして活躍中・KPOPとワンピースが好き

投稿者プロフィール

前田 勇介
前田 勇介
島根県出身。福岡の印刷会社で法人営業部門からキャリアをスタートし、 3年目から東京事業所へ転勤となり、大手通販会社のイベントプロモーションを手掛ける。30才を機に、紙でのプロモーションのみに限界を感じ、WEB広告ベンチャー企業へ転職。5名の立ち上げメンバーとしてキャリアチェンジ。3ヶ月後、コミュニケーション能力を買われ、日本最大手の広告代理店へ1名で常駐。年間約200万円だった売上を5年間で約2億円の売上に増加。社内MVPを受賞。5年後、大手顧客支援、商品企画のマネージャーとして6名の社員をマネジメント。1年間で売上は120%増。新商品を6商品リリース。企業の拡大に伴い、人事部門の設立が必要となり、その立ち上げを任され、人事部長として現在採用、制度設計、教育、労務に携わる。

その後、若手人材の就労増加を目的として約3年間キャリアカウンセラーを経験。現在はイノセンティブにて新卒、中途それぞれのキャリア支援に従事。
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