プロのバーテンダーから学んだ仕事に活かす顧客視点とスキルセット

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こんにちは。助田です。

3月はGARAGE MEDIA記事強化月間です。

今日は表題の通り「プロのバーテンダーから学んだ仕事に活かす顧客視点とスキルセット」ということで、よくキャバ嬢から学ぶ営業術ーなんてありますが、今回は男子として飲食、特にバーテンダーから学んだ経験を仕事に活かすとポジティブに作用するよって、ちょっとライフハックな内容。

僕は、GARAGEに来る学生には飲食店のバイト経験を薦めています。LOUNGE!でもバーテンやってみなーって言ってます。(しつこいですが未成年の飲酒は禁じてます。)

飲食店ってサービス業です。基本インバウンド(待ち商売って意)ですが、顧客に対して主体的にサービスを提供します。裁量権が大きくマルチタスクなバーテンダーの仕事は、サービススキルの極みです。営業にも企画にも、マネジメントにだって活かせる要素があります。

自分は大学の頃、アルバイトでバーテンダーを1.5年ほどやっていた時期がありました。

結論、飲食店、特にバーテンダーの経験させて頂いて超絶感謝してます。なぜなら叩き込まれた教えがスキルとなって、仕事に活かして好評価を得ているからなのです。

郊外にあるカウンター5席、テーブル16席ほどの本当に小さいバー。それでも横浜の老舗バーで修行を積んだ、本格バーテンダーの兄貴が本格レシピを組み立てて、割と幅広い層でも楽しめる大人の空間。

プロに散々怒られながらも体験したバーテンダー仕事の要素から、仕事につながるスキル要件を抽出してみます。自分視点じゃなく、顧客視点で。顧客満足のため、配れる気は全て配らんかい。を体感した内容です。

空間演出に気を配る

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照明に気を配る

お店の扉を開ける。最初に感じる視覚的な違和感がないか。ご高齢の常連が来る場合は、足下見やすく少し明るめに。年の差カップルが来る場合は、明かりで事情を隠しやすいトーンに。ピーク時は人の目を気にせず呑みやすいように暗く。閉店間近はさりげなく帰りやすいように明るく。

温度に気を配る

基本、お酒が進むように少し暖かめに。冬場も夏場も一定温度。女性客が多めの場合は寒くないように。暑がりの男性客はエアコン近くの席に最初から誘導しておく。とか。

音楽・映像に気を配る

せっかく現実が逃避できる場所。J-POPよりも大人しめのジャズ、ボサノバ、ソウル。歌ものは日本語より外国語(僕の場合)。人を選ばない音楽。要望あっても演歌はかけない。少し声を張っても良いくらいのボリューム調整。季節、天気ごとに少しテイストを変化。

カウンター(内)準備に気を配る

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常に手元を常にキレイにしておく

飲み物を商品とするので清潔第一。てかマスト。色付き、甘味成分のリキュールのべと付きはなる早で拭き取る。瓶もインテリア。外側、瓶口部分も都度拭き取る。ステアグラスの水も濁ったままじゃダメ。超怒られる。

常に商売道具は同じ位置に配置する

常に数十種類のカクテルを同じリズムで作るための準備。シェイカー、ステアグラス、メジャーカップ、バースプーンの位置は常に同じ。自分だけじゃなく、早番、遅番の人も一緒。お店としてのルールに従う。

常にオーダーを順序立てて整理しOutputする

ときにオーダーはいっぺんに襲ってくるもの。僕の場合、顧客3組を越えるとテンパり始める。レシピと共にオーダー順とリードタイム(仕上がりまでの時間)を把握。一杯目は超迅速に。2杯目は更に迅速!が3杯目につながる。オーダーの不公平感は0キープ。

カウンター(外)コミュニケーションに気を配る

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相手を知り己を知れば百戦危うからず

最低限、顧客の顔、名前、好きな酒は覚える。話した内容をメモる。暇でも瓶を拭くなど、常にバーテンとしての仕事をしながら会話をすることで公平感を出す。一人客同士は合いそうならつなぐ。対面のお客さんと愉快に話しながら、隣席にも同等の熱いまなざしと愛を。

終わりよければすべてよし。やっぱり個と個のふれあい。

そして、次にまた来たいかどうかを決める、最後の一杯と会計時の誠意さ、人なつっこさが最も重要。顧客にまた会いたいとこちらから先に思う。思ったことを言動で示す。

ということで、アルバイトでも要素を仕事に活かして、ポジティブに展開することは可能です。要素を抽出して応用するってのが結構大事な能力になります。

GARAGEではこんな大人たちのリアル経験から、多角的に就活相談に乗ってます。就活なんて人生の中でごくわずかな期間だしね。

全ての道はローマに通じるぜ!ということで、活かすもんはフルに活かして、仕事でもモテ男くんとモテ子ちゃんになりましょう(´ー`)y-~~ 社畜と呼ばれるその日まで。

投稿者プロフィール

前田 勇介
前田 勇介
島根県出身。福岡の印刷会社で法人営業部門からキャリアをスタートし、 3年目から東京事業所へ転勤となり、大手通販会社のイベントプロモーションを手掛ける。30才を機に、紙でのプロモーションのみに限界を感じ、WEB広告ベンチャー企業へ転職。5名の立ち上げメンバーとしてキャリアチェンジ。3ヶ月後、コミュニケーション能力を買われ、日本最大手の広告代理店へ1名で常駐。年間約200万円だった売上を5年間で約2億円の売上に増加。社内MVPを受賞。5年後、大手顧客支援、商品企画のマネージャーとして6名の社員をマネジメント。1年間で売上は120%増。新商品を6商品リリース。企業の拡大に伴い、人事部門の設立が必要となり、その立ち上げを任され、人事部長として現在採用、制度設計、教育、労務に携わる。

その後、若手人材の就労増加を目的として約3年間キャリアカウンセラーを経験。現在はイノセンティブにて新卒、中途それぞれのキャリア支援に従事。
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