GARAGEシェアデスクのご紹介:14stars株式会社 代表取締役CEO 吉敷 輝氏

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こんにちは。合田です。

GARAGEはシェアデスク住人「GARAGE民」を積極募集中です。

そこで、今日は「シェアオフィスを探してるよー」って方へ、GARAGEではどんな方が利用しているのかをお伝えするために、現在シェアデスクのご利用中の14stars株式会社 代表取締役CEO 吉敷 輝さんにインタビューさせていただきました!

中高年向けクラウドファンディングサービスCapBaseを運営中。

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事業で行なっているのは、「CapBase」という、中高年向けのクラウドファンディングサービスです。

具体的に言うと「こんなことがしたい!」というプロジェクトの投稿者と「応援したい!」という支援者を繋ぐサービスで、いずれも40歳以上の方を対象にしています。

僕は、元々証券会社で働いていました。

証券会社では「本来必要としているところにお金が回っていない」課題認識があったので、それを打破するには金融緩和もそうですが、ボトム、つまり末端からお金を回すシステムが必要だと思ってクラウドファンディングを立ち上げています。

今のクラウドファンディングサービスは若年層中心だと思うんですが、「お金を持っている層」に特化することで、お金が回る仕組みが作りたいと思っています。

金融と起業の道を志した経験と2つのきっかけ。

僕は本命の大学に行けなかったので、悔しかったため、入学した大学に行かない時期もありました。

その時期、「見返してやりたい」という気持ちがあって、情報をインプットするために新聞とかビジネス雑誌をめちゃくちゃ読んでいたんですよね。

今思うと、情報をインプットしていることが、当時思っていた「学歴コンプレックス」に対しての見返しだったのかもしれません。

そのおかげで金融ショックの実情に対して、割と正確に把握して、次のアクションにつなげるきっかけになったと思っています。

留学を決めたのは、そもそも「海外に行きたい」という漠然とした想いはあった中で、あの有名なスタンフォードで行なわれたジョブスのスピーチに突き動かされましたね(笑)

当時サンフランシスコでは、Airbnbが立ち上がったりと、起業に対してお金が回り始めた良い時期だったのと、アタッカーズビジネススクールでインターンをしていた時、授業をフォローしていたネットイヤーグループの石黒社長の「スタンフォード大学でのMBA」の話を聞いたのがきっかけでした。

そんな経験を通して、経営のノウハウを知っていても、リーマンショックの打撃を受けている日本の企業を見て、金融を知らないとダメだなと考えました。

いずれにせよ、あの金融ショックが起きなければ、別の道に進んでいたかもしれませんね。

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2011年4月入社で大手の証券会社に入社しました。結果的には、満2年で退社しています。

退社して起業したきっかけの1つ目なんですが、入社半年後に病気をしたんですよね。

2ヶ月程入院していたんですけど、その間に末期がんで亡くなった人もいたりして、「人生一度きり。もっと社会のためになるような仕事をするべきなんじゃないか」と真剣に考えたことが大きかったです。

2点目は、証券会社で経験した「金融業界」がというものが古い体質の業界だったので、刷新できるような新規性のあるサービスを立ち上げたいなと思って今のカタチでの起業に至りました。

メリハリをつけるためにGARAGEでシェアデスクを借りてみた。

会社は自分一人なんですが、今はインターンと一緒にサービスの運営を行なっています。

GARAGEを借りる前は、インターンの子達と自宅で仕事をしていました。

でも、「食べる」、「寝る」という生活環境と仕事の環境が一緒だとメリハリがつかないことが分かって、外で仕事をしようということになりました。

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GARAGEは秋葉原、岩本町など周辺の駅から比較的近いですし、座席がフリーアドレスなので、気楽さを感じましたね。他にも色々とシェアオフィスを回ったんですが、比較しても価格がお手頃だったという点も大きかったです。

実際に利用してみて思ったのは、社会人、学生と色々な人に会えますし、自分の事業ともシナジーが生まれそうだな、って思ってたところ、今度、コラボでイベントすることになったりして、オフィスとしての用途以外の可能性も感じてます。

必要なところにお金が回る仕組み。金融業界に新しい風を吹かせたい。

かつては、「壊したい」って言ってたんですが(笑)、金融をより良いサービスにしたいと考えています。

「長いに巻かれる」という体質の業界で、小さくても革新的なサービスを大きくしていって新しい風を吹かせたいと思っています。

大切なのは「必要なところにお金が回る」ことなんです。

日本国内の金融資産(個人)は1,600兆円あるんですけど、そのほとんどが貯蓄に回っています。預金総額800-900兆円って言われてますが、その60~70%くらいが融資に回されてます。ちなみに、バブルの時は120%くらいあったっていいますから、その半分の割合ですね。

クラウドファンディングって、支援者がプロジェクトの投稿者に「直接」お金を回すことができる仕組みなんですが、これって金融の世界だとすごく新規性が高いんです。

日本の場合、いいと思う企業や起業家に資金を回すことができるのは、基本的には上場企業の株式ぐらいしか手段がないんですよね。

後は、「バンカー」と呼ばれる資産を貯蓄している人達が融資をする選択肢を選ぶという形が一般的なので、プロジェクトの投稿者が支援者に直接アプローチできるのって流れが逆じゃないですか。そういう意味でも新しいし、非常にやりがいがある事業だと思ってます。

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もう一つあるんですが、それは金融教育です。

今までの日本って国とか会社とか色々守ってくれたんですけど、今後は同じように守ってくれない社会構造なんですよね。

保障という意味では、自分で資産を運用していかなきゃいけない。自分の身は自分で守らなきゃいけない世の中になっていくのは明白です。

でも、日本の教育はお金に関して全然教えてないんです。

アメリカの場合、お金の概念が明白です。「投資」と「消費」という判断基準をしっかり持っている。お金の教育をちゃんとやってるんですね。

例えば住宅購入の際に、もちろん購入して居住するんですが、「売る」出口を見据えて「買う」訳です。

この考え一つでも、自分の身を守るための施策として、今後の日本で必要な素養になると思うんです。

僕らはCapBaseを通じて、金融の新たな風となり、挑戦する人たちを支援をしていきたいなと思っています!

吉敷 輝
14stars株式会社
代表取締役CEO
https://www.capbase.jp/
https://www.facebook.com/hikaru.yoshiki
半生、金融、クラウドソーシングなどブログも更新中!

そんなGARAGEではシェアデスクの仲間を募集しています。

多彩な人が集まるワークスペースGARAGEでは、シェアデスクの仲間を募集しています。

スタートアップ企業の方、上場企業の社長の方、Web制作関連の仕事をやっている方、もちろん学生も、幅広い交流もありますので、ぜひお気軽に見学に来てみてください。

●シェアデスク ¥15,000/月

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シェアデスクとは、スペアキーをお渡しして、GARAGEを自由にご利用頂けるサービスです。郵便受け代行、法人登記も受け付けておりますので、ご相談ください。

・貸切イベント以外はGARAGEをワークスペースとしていつでも利用できます。
・平日、週末24時間利用可能 ※貸切利用時以外
・毎月請求書を発行します。
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