GARAGEのミライを運用するイノセンティブ代表 辻井慎泰 1/2


この記事の所要時間: 846

仕事も子供もお酒も好きです。

娘と息子がとてもかわいい!と話す76世代。趣味は仕事をすること、子供と遊ぶこと、お酒を飲むことだそう。辻井さんがGARAGEでお酒を飲んでる姿はよく目にしますね(笑)

小・中学生の頃はサッカー部、高校生の時は柔道部、大学生の時は音楽サークル。社会人になってからはスキンダイビングという素潜りをしていたそうで、結構アクティブな方なんです。何より仕事が趣味!って言えるなんて、人生とても充実しているんだなーと思いました。

株式会社イノセンティブは【イノセント】×【イノベイティブ】=【クリエイティブ】の3つの言葉の組み合わせによる造語です。

人の目なんか気にせず一生懸命やっている人と一緒にいたいし、自分もそうでありたいという思いが込められている【イノセント】、価値観や行動をゼロから考え直し新しい行動を創っていく。個人や世の中の既成概念を取り払って新しい構造をつくっていく。という意味の【イノベイティブ】、そしてそうやって【クリエイティブ】なことが生まれる。

という価値観がちりばめられているそうなんです。

【リアルに人と接する価値】ってなんだろう?

–名前の由来を聞いただけで魅力的な会社だと思いますが、一体どんな会社なのでしょうか?

一言で表現するのが難しい…。でもまあ、新しい会社ですよね。

普通、会社って枠があるけどイノセンティブの場合、人を囲い込まないという概念があって、【雇用されている】とか【雇用されていない】の概念もなくしたいので、まずオフィスがフルオープン(笑)。自分たちはGARAGEって呼んでます。

–普通の一般的な会社は机が並べられていてパーテーションの仕切りがあったりしますが、GARAGEは卓球台をデスク代わりに使用しているんです!

オンラインで仕事ができるからオフィスが不要っていう会社さんもあるんだけど、うちの場合逆にオンラインで仕事を完結する時代というのを前提に、【リアルに人と接する価値】ってなんだろうっていうのを模索しています。

なのでオフィスも、ソファ・ミーティングスペース・カウンターと組み替えて、用途に応じていろいろなコミュニケーションが取れるスタイルにしていて、その中で一緒の空間にいることの体験価値を生めたらいいなと。

–昼は大きな窓からの日差しが差し込み、夜はオレンジ系統の間接照明を使い柔らかい雰囲気にして、それでいてお酒が飲めたりと・・・。一つの空間なのに、いくつも色彩があります。また、スクール形式で講座を開いたり、ワークショップをしたりとイベントも実施していますよね。

学生が自分たちと同じ空間をシェアしているので、社内ミーティングや電話対応など、自分たちが仕事をしている姿を何となく目にするから、より身近に仕事を感じれるし、学びの助けになるんじゃないかなと。

それに会議室とミーティングスペースが一緒になっていることもとてもいい。

誰が来たっていうのがみんなにわかるようになっているし、必要だったら自分たちの知り合いもその場で紹介ができる。それこそ学生にも。何の手間もないのにいいことばかりです。

それと、色々な人と会食も多かったけど、毎日だと結構大変。

だったらここでやればいいじゃんって思って。で、大学時代の同級生である深井さんや青山にあるカフェfactoryのりおさんに今まで話したようなことが出来てかつ飲んでも居心地のいい空間のプロデュースしてもらいました。

–実際に私がインタビューをしている時も社会人の方と学生が一緒にそーめんを作っていました!このようにGARAGEは同じ空間で色んなことが出来る場所なんです!

ではイノセンティブのボードメンバー(役員)である、助田さん、宍戸さん、佐藤さんそれぞれの印象を聞いてみました。

みんなの共通項は善人で信頼ができる人たち。みんなそれぞれの人の繋がりを持っている人だと思います。

GARAGEはいい人とやっていきたい場所。脇が甘くて刺されるんじゃないかって思うくらいオープンなんで(笑)。

あとはタイプが全然違う。できることも違うし、面白いよね。助さんはベンチャーを多数経験して、フリーランサーでもやっていける実務がバリバリできるタイプ。助さんの知り合いって現場の人が多かったりして、みんなの兄貴的存在。

しっしーは、東大のIBM出身で、いい感じでちょっと飛んでる(笑)、宇宙と対話してるようなタイプかな。独創的で大人の層にすごいつながりを持っていて絶大な信頼があります。

憲さんは、50歳なんだけど21時に一緒に飲んでも23時に会社に戻るんだよ。めちゃくちゃ働く。俺もこういう50歳になりたいなって思わせてくれる人。若い人も大好き。

こういった個性の組み合わせで一緒に経営やってるのが面白いですね。

妄想の就活じゃ学生も企業もお互いしんどい。

–全然違うレイヤーで個性もバラバラなのにみんな同じ場所にいて同じ方向を見る。次の時代を見る。素敵なボードメンバーで運営されているイノセンティブは【新卒紹介】と【WEBディレクター紹介】という2つの人材紹介事業を行っています。では辻井さんがメインで行っている新卒紹介事業について聞いてみました。

今の採用活動って学生も企業も大変ですよね。

就職って雇用契約を結ぶことで、人が労働力を提供する代わりにお金を支払いますよっていう契約だけど、お金に対する欲が薄い人が多くなってきている様に感じます。だから企業側は採用時にモチベーションの源泉としてやりたいことや夢を聞くことが多い。

だけど学生からしたらやりたいことを聞かれても本当はまだよくわからないよって(笑)。だって、実際にやってみないとやりたいことなんて見えてこないじゃない。

例えば、有名なデザイナーになりたいです!って就活生がいたとして、なんでその仕事やりたいの?って深く聞かれるとしたら、実際に経験がないからテレビで特集してて憧れていました!とか…。

最初のきっかけはそれで全然いいと思うんだけど、逆にそれだけだと憧れで実際の現場仕事じゃ耐えられるかな。と企業側は思っちゃったり。そんな妄想の就職活動ってお互いにしんどいなって感じていて。

だから、学生達とは何時間もかけて、具体的なやりたいことの奥にある本音の価値感の掘り起こしからやっています。

–夢って自分の人生かけて見つけるものだし、色んなことをやっていくうちに自分のやりたいことや価値が見えていくという想いをもって新卒紹介をやっているそうです。

今は、学生の世界は社会人の世界から隔離されているけど、そういう垣根がなくなる、大げさに言えば、主婦とか年齢とか性別とか、国籍さえも越えるものができたらいいなと思う。

そのうえの最初の一歩として学生対象の紹介事業をやっています。

前職で人事の仕事をしていた時に、既卒者のインターン生を受け入れたことがあって、挨拶の仕方やコミュニケーションの取り方など正直、就活大変だっただろうな。と思うくらいの状況だったんだけど、次第に彼らの価値観やモチベーションのポイントと自分たち世代とはズレがあるなって気が付いた。

単に彼らが悪いわけでも、モチベーションがなかったわけでもなく、要はスイッチの入るポイントが自分達世代の感覚とは違うんだなって。

それから彼らが仕事も覚えて一人できるようになって行く姿をみて、これってとても価値があるんじゃないかって思うようになった。そんな風に世代間のギャップを埋め合わせることでみんなが活躍できるようになればと思い、就活支援やGARAGEという場をやっています。

仕事ってインプットしたものを発揮出来る、楽しいもの!

あと、学びって新しい情報をインプットして、今までできないことができるようになっていくプロセスが本当の楽しさなはず。

そして今度は、アウトプットすることで誰かのためになったり、楽しんでもらったり、それで世の中に認められたり。これって、ものすごい楽しいのに社会人の世界までそれが体験できないってもったいないなってすごく思う。

–私も実際にインタビューをして記事を書いている時にもっと文章上手になりたいという向上心を抱きます。そして本などでインプットし、アウトプットしたことで誰かに褒められたり、自分でいい文章が書けたなと感じたら嬉しいです。そしてまた勉強しようって思います。そういった【勉強】は義務感が強い【勉強】とは違いもっと頑張ろうって思える楽しいものです!

自分の子供たちを見ていて思うんだけど、2歳くらいだとおもちゃを取り合っちゃう。一人にお前はこっちで遊べ。って言っても嫌だっていう。人って命令されるのが本質的に嫌なんだなって。

そこでどうするかっていうと、自分がこっちで楽しそうに遊んでみる。

そうすると気になってこっちで遊びたがり楽しく遊ぶようになる。自分がやりたいって思ったことは頑張れるし、やらなきゃいけないことに対してつまらなくなっちゃう。

自分たちも、あー勉強やらなきゃ、仕事もやらなきゃ、って時間に追われてやらされる気持ちが強すぎちゃうんじゃないかなって。

–自分の好きなことだから続くし成長意欲も高まる。そしてそのモチベーションのまま会社に入れば楽しく仕事が出来るのかなと思いました。では、新卒紹介事業のビジョンを聞いてみました!

一つは学生にいろんな選択肢があるってことを知ってほしいと思っています。正解は一つじゃないし、社会に出ると答えが決まってない問題ばかりだし。寄り道してもいいし、遠回りしたから得るものもある。

自分は、大学卒業して魚屋やってIT系のベンチャーやって、今人材系の仕事してって、すごくバラバラ(笑)。

でもやっぱり何らかの軸があっての選択で、だからそれらが結びついていく。そしてなにより今幸せです。だからやっぱり、人生は自ら決め、自ら切り開くほうがいいと思う。そのためには、生きる力を強くしないとダメだなと。

そういうことを踏まえながら求人企業と一緒に二人三脚で良い人材を育成できればいいなって思うし、将来に対して迷っている学生さんと接することで彼らの可能性を少しでも見出せたらいいなって思う。そしてよい会社に入る学生ではなく、よい会社にできる社会人になって欲しい。

学生って自己顕示欲っていうのか、自分の能力を見せたい!っていう気持ちが当然ある年代なんだよね。

だからそれを否定せず、それぞれが自己判断と自己責任で、自分にとっていい人生が歩めるちょっとしたきっかけが生めたらいいなって思ってます。その上で、彼らが仲間と一緒に支え合える場を創るというのが理想かな。やっぱり仲間と一緒のほうが何倍も楽しいから。

1|2

投稿者プロフィール

助田 正樹
株式会社イノセンティブ 取締役 :一般社団法人 日本ディレクション協会 理事
東京都品川区出身の1976年7月生まれ。桜美林大学経済学部を卒業後、ソニー株式会社にて、シックスシグマというマネジメントツールのR&D、広報などクリエイティブ業務に従事。2005年からインターネットベンチャーでWebディレクターとして数社経験。その後「LINKAGE」という商号でフリーランスとしてWebディレクション業務で活動。コーポレート、リクルート、モバイル、デジタルサイネージ、リアル連動など様々なWebサイト、システムの構築、新規事業プロジェクト企画、立ち上げを経験。(参照:実績)2012年6月に株式会社イノセンティブ取締役に就任。GARAGE AKIHABARAを立ち上げる。日本ディレクション協会ファウンダー。メンタルマネージャー資格保有。
Posted in インタビュー記事.