WeWorkを通じて体験したサードプレイスの現実とチラ見した未来

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こんにちは。助田です。

毎日暑いですね。みなさん、ちゃんとビール呑んでますか?心配です。

さて、今日はちょっと早めの夏休み、ちょっとしたバカンスも兼ねて、はるばるロサンゼルス(つまりLA)まで行ってまいりました「WeWorkツアー」の簡単なまとめを記事にしてみました。

そもそもWeWorkはどうやって収益を成り立たせようとしているんだろう。その提供価値って具体的になんだろう。って観点で視察してきた内容です。

WeWorkとは知る人ぞ知る、世界有数のコワーキングスペース。てか、時価総額だと世界一のコワーキングスペースなんすかね。ここでは僕からの説明は割愛して、こちらの記事 をご参照いただけるとWeWorkのすごさとか、企業価値はなぜそんなに高いのか?などは、なんとなく把握できるかと思います。

ちょうど日本への帰国日に、日本でWeWorkのレセプションパーティも実施されてたみたいですし、向こうに行っている間にソフトバンクとの提携の話も出るという、とてもToo Hotでウェーイな西海岸ノリ。

We!Work!て叫びたくなる仕事環境がそこにはあった。

さて、今回のツアーは、アイディアリンクの島袋さんのお誘いでして、我々、株式会社イノセンティブメンバー4名と、島袋さんのナイスブラザーでもあるマスタープログレスの岡本さんと、LA珍道中を繰り広げてまいりましたよ。と。

WeWorkツアー全般をアテンドしていただいたのは、島袋さんのビジネスパートナーでもあり、フランチャイズのスペシャリスト、もはや重鎮の藤田一郎さん。

笑顔で握手いただく、そのフレンドリーさ。二回り以上年下の僕らにも敬語。見習いたいな、この謙虚な姿勢。

藤田さん
アメリカは中途半端はダメなんですよー。やる時は本格的にガッツリやらないとなんですよー。

 

I.FUJITA INTERNATIONAL代表、フランチャイズタイムズジャパン会長
・30年以上も日米フランチャイズビジネスに貢献
・「誰しもが知っているあのお店」たちをアメリカから日本へ、その逆へと展開
・年齢は自分の父親と同じ世代。いろいろとても自然体
娘さんがCNBC、Wall Street Journal, ESPN, Al Jazeera America, and CNNマルチメディアジャーナリスト

 

そんなすごい人、重鎮ダディ藤田さんにLAの事情や街の様子、フランチャイズビジネスの解説など頂きながら、バスはManhattan Beachに向かいます。

WeWork Manhattan Beach

1240 Rosecrans Ave Suite 120 Manhattan Beach CA 90266

  • 初のWeWorkに触れるの巻!
  • 中はゆったり窓全開
  • 受付はものすごくシンプル
  • 飲食スペースにもなる広いテーブル
  • 無人の飲食スタンドはHONESTY MARKETと言うんだそう
  • 充実したアメニティたち。ビールも飲み放題♪
  • 画一整然とされたオフィススペース。
  • 決済などアプリを使う。現金不要。
  • 遊び心満載のスペース。
  • フィットネスジムも無料で利用可能。

 

ここで仕入れた情報たち

 

・Manhattan Beachは所得2,500万円前後の人達が集まる比較的リッチな地域。
・WeWorkが入居するのは、オフィスビルの1Fと2Fのフロア。
・1Fがコワーキングスペース、フィットネスジム もある!
・2Fがシェアオフィス スペースだそう。
オフィス利用料金はぜんぜん安くない。 基本、光熱費、清掃込みの値段でも。 
・WeWork内の決済はアプリで完結。15万人のネットワーキングもアプリに集約。
・ゴミは毎日、清掃は週一回の定期清掃。家具持ち込みも自由。
・オフィススペースの80%埋まれば、1店舗あたりの損益分岐(なんだそう。)
・集客はほぼインターネット。eブローカー(仲介者)も。
・ペットフレンドリー(ペットもオフィスに入れるよ。)
・スタッフの稼働時間は9-17時まで。それ以外の時間はメンバーシップなら勝手に使える。
・ドロップインはやってない。メンバーシップになって月額を支払うのが原則。

 

うーん。なるほど。見るからに流石にお金かけている素敵設備やアメニティたち。

そして、WeWork内をアテンドしてくれる素敵女子も、重鎮いわく、高度な教育を受けた教養を感じ、一定以上の気品溢れるステータスがあるようだ。とのこと。

教養も気品も希薄な僕が感じたManhattan Beachでの感想としては、

助田
確かに空間は綺麗だし、設備は充実。利用している有能そうな人たちも働きやすそうに感じる。だがしかし、でもなぜ、時価総額2兆円なのか、その点がピンとこないぜよ。

そんなピンとこなさ感を残しつつ、続いては、セレブなハリウッドなどを横目にバスはダウンタウンに移動。ダウンタウンっていうくらいだから郊外をイメージしちゃったけど、まさにその逆、日本で言うところの、丸の内、虎ノ門的な何かを感じる。

WeWork Gas Tower

555 West 5th Street, 35th Floor Los Angeles CA 90013

  • セキュリティがっつりのガスタワー
  • イベント盛りだくさん。入り口にはフローズン祭のお知らせ。
  • 中二階のテナント。いちいち素敵すぎる。
  • スマホの充電スタンド。これいいね。
  • ガスタワー店舗はスタッフは4名で回しいるそう。
  • ペットフレンドリーを目の当たりにするの巻。
  • 相変わらず手狭なオフィススペース。
  • どの店舗も充実のアメニティたち。
  • 最後に記念撮影。

 

ここで仕入れた情報たち

・エントランスビルはIDチェックマストなセキュリティがっつり。
・理由はダウンタウンの中心ビルだから。基本、名のしれた大手企業しか入れない。
・ビル1Fにあるスタバの要請により、1FにもWeWorkを拡張中という引く手あまた感。
・人が好きなのでWeWorkに転職したというプロパティマネージャーのUGOさんは元JPモルガン、メリルリンチ。
・そこそこ稼いでいる層が利用している印象。委任弁護士、デザイナー、教育コンサルなどが利用。
・店舗共通のアプリで管理システムが充実。「でないと管理できないよ。Ahaha。」とUGOさん。
・オフィス利用費用は、その土地土地のWeWorkにより異なる。テナント料が違うから当たり前か。
・1年で1→10オフィスに増床の成長企業も入居。Airbnbのサテライトオフィスもあった。
・ちなみにBank of Americaは1フロア借りているらしい。
・入居者は、1年続くと5年続く。5年続くと10年続く説があるらしい。
・「WeWorkでオフィス借りる=かっこいい」ブランディングがすでにあるらしい。
・WeWorkは社会貢献する。これまで20億円ほど、慈善団体などに寄付しているらしい。

 

助田
なるほど。まてよ。と。2店舗見させてもらって、なんか共通している部分がたくさんあるな。と。ふむふむこういうことか。こういうことなのか。

まだ2店舗しか見てませんが、僕が思うWeWorkとは。

WeWork店舗単体だと、取り巻くすべての要素価値はオフィススペースの価値向上に向いていて、「入居率80%以上を一日でも長く継続させ、「オフィススペース利用の収益」を最大化する」ための手段であると感じた。

ある意味、シンプルで正しい。そしてわかりやすい設計である。

しかも導線がコワーキングを通り、アメニティスペースを通り、最後にオフィススペースに行き着く。つまりオフィススペースを見る前に、オフィススペースに価値を付加する要素を一通り体験することができる。UXか、これがUXなのか。

WeWorkの場合は世界に150店舗あるし、ある程度のアッパー層な15万人のネットワーキングだとするとその価値は強烈。そしてUGOさんのようにわかりやすいエリート経験者が、その周辺地域に詳しいスタッフとして存在し、WeWorkコミュニティで気軽に話せるその価値。

加えて、企業体としてはお金もたんまり持っていながら、設計、店舗展開の質、スピードを担保できるテクノロジーとノウハウを持ち合わせている。WeWork。なんて最強。ガチ最強説。

WeWorkは日本でどんな展開をするんだろうという興味が喚起。

ということで、簡単にまとめてみましたが、やはり実際にツアーを通じて体験してみてとても良かったわけです。

事前にある程度の情報はキャッチアップして行ったのですが、目で見て、手で触れることによって、スペース運営者として、情報が血肉になるといいますか、よい体験を得ることができました。

旅の最中、辻井とも度々、まだまだ小さい範疇で新しい働き方の提案を模索する中、アメリカからすでに世界に広がり続けるWeWorkの現実を目の当たりにして、僕らの視点は改めて間違っていなかったぜ、と確信しています。

今後、日本の提携先、不動産デベのパートナーも確定して、いよいよ日本上陸間近だなんて言われていますが、出来上がった際には、ぜひ行ってLAの2店舗との印象を体感し比べたいなと思いました。

最後に完全に身内用ですが、ツアー以外の写真も掲載しておくことで、ツアー関係者への御礼の言葉と変えさせていただきます。

  • ANGELSstadiumにてメジャーリーグ観戦。
  • 現地に馴染みまくりの広告系企業の代表たち
  • 現地に馴染もうと努力はする人材系企業のファウンダーズ
  • 西海岸を夜な夜な睡眠時間も削り楽しむ一行
  • 私事ですが、ツアー中に41歳のバースデイをお祝いいただきました!

以上、「WeWork」をPCに単語登録したばかりの助田がお伝えしました(´ー`)y-~~

投稿者プロフィール

前田 勇介
前田 勇介
島根県出身。福岡の印刷会社で法人営業部門からキャリアをスタートし、 3年目から東京事業所へ転勤となり、大手通販会社のイベントプロモーションを手掛ける。30才を機に、紙でのプロモーションのみに限界を感じ、WEB広告ベンチャー企業へ転職。5名の立ち上げメンバーとしてキャリアチェンジ。3ヶ月後、コミュニケーション能力を買われ、日本最大手の広告代理店へ1名で常駐。年間約200万円だった売上を5年間で約2億円の売上に増加。社内MVPを受賞。5年後、大手顧客支援、商品企画のマネージャーとして6名の社員をマネジメント。1年間で売上は120%増。新商品を6商品リリース。企業の拡大に伴い、人事部門の設立が必要となり、その立ち上げを任され、人事部長として現在採用、制度設計、教育、労務に携わる。

その後、若手人材の就労増加を目的として約3年間キャリアカウンセラーを経験。現在はイノセンティブにて新卒、中途それぞれのキャリア支援に従事。
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